2011年2月21日月曜日

Global Game Jam 2011 を振りかえる

1月末に開かれた Global Game Jam 2011 は史上最大の開発イベントとなった.週末の間に世界中で数千人の参加者が各会場で開発チームを結成し、与えられたテーマに基づいたゲーム制作に取り組み,1500作品が公開された。
各会場によって運営ポリシーは柔軟に設定できるが,IGDA日本では昨年から世界的なゲーム開発拠点の様子を紹介するなどして,学生と社会人とがコラボレーションできるような会場運営を支援した.またUstream中継などでコンピュータの経験がない人でも独自のスキルで参加できることもアピールした.その結果,日本国内の3ヶ所で即席の混成チームによる濃密な開発の場を出現させることができた.
以下では、期間中からの記事をまとめて紹介する.さらに(読み通すには分量が長くなるが)これから開催される報告会や,今年の新動向についても述べたい.

Global Game Jam 2011 報告会のお知らせ (2/25, 3/1, 3/9, 3/10)

IGDAとACMが1月末に開催したGlobal Game Jam 2011は、過去最大のゲーム開発イベントになりました。IGDA日本および同アカデミックSIGでもこのGlobal Game Jamの開催を推進してきましたが、国内でも過去最大規模のGGJとなりました。特に今年はプロ・セミプロの開発者がGGJ会場の全日程に参加したことで,これまでの学校教育や社内研修の枠を越えた新たな学びの場を実現できました.東京・札幌・福岡の会場運営者,参加者,そして支援していただいたサポーターのみなさまにお礼申し上げます.

以下に、東京会場を開設した東京工科大学と日本工学院のグループによるGGJ成果報告会のお知らせを転載します.今回は,先進校の取り組みを全国に広げるという文部科学省事業の趣旨にそって,札幌,東京,大阪,福岡と全国の大都市で報告会が開催されます.教育関係の方もゲーム開発に興味のある方も、ぜひ最寄りの会場にお越しください.