2012年2月29日水曜日

GGJ12 アカデミックレビュー (中編) : 基調講演をめぐって

Global Game Jam 2012からはやくも1ヶ月が経とうとしている.参加者アンケートの集計作業がはじまり,さらに3月のGDCでは全世界ミーティングも予告されているが,いまのところ巨大イベントGGJで何が起こっていたのか,その全貌は明らかになっていない.
そこで本記事ではGGJの全体像を描くのではなく,Global Game Jam 2012 でわかりにくかったポイントについて考えてみたい.前編では基調講演から冒頭の部分を紹介したが,本記事ではいよいよ20分のオールスター基調講演を見ることにする.

2012年2月17日金曜日

GGJ12 アカデミックレビュー (前編)

世界同時多発ゲーム開発

先月に速報でお伝えしたとおり,IGDAが開催するGlobal Game Jam(GGJ12)が今年も1月末に開催された.週末の48時間で開発された無数のゲームが公開されている.
日本でも以下の各会場でゲーム開発が進められ,その様子が公開されている.
さらに2月から3月にかけて世界各地でプレイテストやデモパーティーが開催されており,Twitterで#GGJ12を検索すると世界各地の盛り上がりに触れることができる.
本記事では,こうした個別の作品について評価する前に,まず今回のGGJの特徴や急速に普及した背景について考えてみたい.